出来のいい侍女は厄介だ

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「ジン様。  かなりかかりますよ、アッサンドラまで。  返事かあるまで姫に手を触れないと約束してしまって、ほんとうによかったんですか?」  ジンは一瞬考えたあとで、アローナの手を取り、言った。 「アローナ、鷹を呼べ。  いい餌をやるから、休みなく飛べと言え」  は、はあ、とアローナは困った顔をする。
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