限りなく黒に近いグレーな告白

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「歴史なら、山川君も得意らしいな?」 「はい。歴史は、色々とミステリアスな場面がありますからね‥‥」 「どうだ、にわか家庭教師っていうのは」 「えー、僕はそんなウツワじゃありません‥‥」 「いやいや、そうカタク考えず、もっと気楽に」 「なんですか、分からない事があるとか言ってましたから‥‥、 山川さんも歴史がお好きなら、あの子も助かるかも知れませんね」 「まぁそのへん、なにせ歴史だから、適当でもいいだろう」  タクマは、もう椅子から立っていた。 「はい‥‥」  苦笑しながら、山川も立った。
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