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2人と別れてから家の近くまで来た頃には、夕暮れでかなり暗くなってきていた。
家に入る前に隣の家の2階を見上げてみる。電気は点いていた。どうやらもういるらしい。
ほんとに斎藤と付き合っていて、今日も遊んでいたのだとしたら―にしては帰るのが早すぎる気もするが、まぁ、そんなこと考えても仕方ない。
俺は目線を前に戻してから家の扉を開けた。
夕飯を食べ終えて自分の部屋に戻ると、パソコンで動画を流しながら、ベッドに横になった。
遊んできたのに、なんだか疲れていた。
まだ早いけど寝てしまってもいいかな。
考えないようにしていた、様々なことが頭を巡っていた。
あの二人は特に悪意は無いのだろうけど、何だかムカついてくる。
人の気も知らずに…
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