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「こいつはおれと同じ野球馬鹿ですけど、とってもいい奴なんです。多分きっと、生涯を賭けて愛華さんを何事からも守り、幸せにしてくれるって、おれが保証します」
「いや、保証してくれんなら」
多分とか、きっとって言葉は余計だろ、と内心で思っていると、
「オレも! 能美はいいヤツだって思ってますよ!」
挙手をし、明るい声で言った誠に毒気を抜かれ、プロポーズに向けて力んでいた体から力を抜いた。
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