プロットをつくる/北村薫さんの場合

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プロットをつくる/北村薫さんの場合

「俳句をやる人は、花を見たり、木を見たり、虫を見たりする目が養われてきますよね。表現する者の目になって見ると、いろんな細かいものが自然に見えてくるはずなんです。そういう目を持った人が表現者なんです。〈書く〉ということが表現ではなく、〈見る〉ということが表現なんです。」  見るときから、「表現者の目」であることが大切。なるほど!  さて、私は絵を描くことが子供の頃から苦手でしたが、唯一面白かったのは、ふつうに見ていたら見過ごしてしまうことに気づくことができることでした。  「見る:観察:インプット」⇒「書く:表現:アウトプット」ということではないということですね。  両者は同じことの二つのベクトルの違いかもしれません。
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