好奇心:東野圭吾さんの場合

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好奇心:東野圭吾さんの場合

「これは自分の主義なんですが、興味のないものを作ってはいけない。僕も人間ですから、本当はちょっと苦手なことはありますけど、でも口には出さない。……例えば相手が歌舞伎に連れて行ってくれるとして、そこで『関心がない』と言ってしまったら、相手は僕を二度と歌舞伎に誘わない。そうすると、せっかくの未知の世界に触れるチャンスを逃してしまうわけですね。」  これは、物書きでなくても大事なことですね。  自分の幅を─残念ながら─自分で狭めている人を見かけることがあります。とても残念だと思います。  あるいは、私がそうなのですが、例えば「年甲斐もなく」などと自分を規制してしまうこともある。  少し東野さんのお話とはずれてしまいましたが、『関心がない』『興味がない』は人生のチャンスを逃すことになるので、私は言葉としても使わないようにしているんですよね。ましてや物書きならなおさらのこと。自分の幅をつくるのは自分自身ですから。
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