第一章 我が名は織田信長だ

1/8
前へ
/76ページ
次へ

第一章 我が名は織田信長だ

マミは戦国武将が大好きなOL。 織田信長、徳川家康、明智光秀、豊臣秀吉、伊達政宗 そして一番好きなのは武田信玄。 もし、戦国時代に行けたなら、絶対に武田信玄に会いたいと思っていた。 行けるわけないけど…… マミはいつものようにベッドで眠りについた。 朝、目が覚めると、知らない場所だった。 ここはどこ? あたり一面草むらで、すっごい田舎って感じ。 しかも、誰一人通っていない、いや、道がないと言った方が正解のような場所。 遠くから何か音が聞こえる、あれは馬のひづめの音。 嘘、ここは競馬場? 違う、あっという間にその馬は私に近づいた。 そして私の側まで近寄って止まった。 馬に跨ってるのは甲冑に身を固めた侍。 えっ、嘘だよね、私、どうしちゃったの? 私が狼狽えていると、その侍は私に話しかけてきた。 「お主、こんなところで何をしておる」 何って、まずここはどこ?
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加