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第一章 我が名は織田信長だ
マミは戦国武将が大好きなOL。
織田信長、徳川家康、明智光秀、豊臣秀吉、伊達政宗
そして一番好きなのは武田信玄。
もし、戦国時代に行けたなら、絶対に武田信玄に会いたいと思っていた。
行けるわけないけど……
マミはいつものようにベッドで眠りについた。
朝、目が覚めると、知らない場所だった。
ここはどこ?
あたり一面草むらで、すっごい田舎って感じ。
しかも、誰一人通っていない、いや、道がないと言った方が正解のような場所。
遠くから何か音が聞こえる、あれは馬のひづめの音。
嘘、ここは競馬場?
違う、あっという間にその馬は私に近づいた。
そして私の側まで近寄って止まった。
馬に跨ってるのは甲冑に身を固めた侍。
えっ、嘘だよね、私、どうしちゃったの?
私が狼狽えていると、その侍は私に話しかけてきた。
「お主、こんなところで何をしておる」
何って、まずここはどこ?
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