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元に戻った後で
さて、網浜 累子の一週間の休暇が終わり、どこも欠損したり、骨が折れることもなく無事に元の姿に戻って、会社に戻った。
そして、網浜夫婦には少し変化が出てきた。
人形とはいえ、毎日じっと自分の唇を見られていた夫は、もしかして、累子は唇フェチなのでは?と薄々気づいた。自分も性癖を持っているので気づきやすかったのかもしれない。
累子は、人形になっていたとはいえ、毎日タオルに置く前に制服のお尻をじっと見つめる夫を見て、もしかして、夫はお尻フェチなのかしら?と薄々気づいた。自分の性癖を持っているので気づきやすかったのかもしれない。
元に戻ってから、二人の間は少しぎこちなくなったものの、相手を愛する気持ちは変わらなかったし、お互い、相手の好きな場所をもっと相手に提供しようと歩み寄った。
普段のキスの数が多くなり、累子は家にいるときにはお尻の形がくっきり見えるタイプの服を選んで着るようになった。
今回のコップに座る人形になった選択はとてもこの二人にとっては良い選択だったようだ。
あなたが何かになれるとしたら何になりたいだろうか?
もしなりたいものがあるのなら『NARERUYO会社』にお勤めしてみませんか?
【了】
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