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「ドレスドレス~♪」
まったく反省していない様子の神田が、一番に服を取りに来る。
服の色は、赤、緑、黄色、ピンクである。
信号機と、なぜか、ピンク。
神田が手にしたのは、何色だろうか。
勘のいい読者様ならわかるだろう。
神田がまっすぐに手にしたシャツ。
それは、ピンクである。
「ピンク!ピンク~!ピンクは愛の色ぉぉぉぉ♪」
神田は固い股関節を目一杯広げてバレエを踊りながら、恐るべき早業で服を着る。
フルチンにうんざりしていた読者様、朗報ですよ。
神田の秘部が隠れました。
みんなで万歳しましょう。
次々にホモたちが服を着る。
亀田(ホモ02)は緑。
牛田(ホモ03)は赤。
金田(ホモ04)は黄色である。
長いドレスのような服を着て、いまだに寒さに震えている亀田を除いたホモたちは、バレエを踊っている。
さすがバド部元顧問。
驚異的な肩関節の柔らかさである。
ホモsは、見事に白鳥の湖を踊っている。
イケメンたちの華麗な踊り。
彼らが変人ゲイではなければ、それなりに需要はあったのだろう。
ただ、ここが世の無情。
世界はそんなに都合よく動いてくれない。
「着たか。」
警官が低い声で言う。
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