牢獄の闇

ホモ

そのカオスな状態を止めたのは、皮肉にも牛田だった。

「カンチョーーー！！！」

人差し指を突き立て、小学3年生レベルの嫌がらせをする21歳男性の牛田。

ただ、ふざけているだけだった。

しかし、タイミングは、彼に…いや、「彼ら」に、全く味方しなかった。

牛田が金田に浣腸しようとした時だった。

どういうわけだか、金田が尻を突き出してきたのである。

おそらく、単純にふざけていたのであろう。

金田は、牛田と同じように亀田に浣腸をかまそうとしていたのだ。

それで、体勢を低くするために、腰を下ろしたのだ。

それが、牛田から見たら、金田のケツが迫ってきているようにしか見えない。

「「カンチョーーー！！」」

同時に叫ぶ牛田と金田。

上に突き上げられる手は、止めることができなかった。

マッハのスピードで金田の尻めがけて人差し指2本を突き上げる牛田っ！！！

気づいただろうか？

警官がホモたちに配った服を思い出して欲しい。

なんだっただろうか？

そう、ドレスのような、Tシャツ。

………それだけなのである……。

もう、お気づきだろう。

ホモたちが生み出した奇跡の瞬間。

もはや、芸術と言ってもいいほどである。

彼らは……。

ノーパンなのであるっ…！！

そう、Tシャツの下は、いまだにフルチンなのである！！！

悪夢の始まりだ。