サイボーグお父さん

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「ごめんな、美羽。お父さん、なんか、役に立たなくて……」 「いや、立ちすぎたんだよ」 あたしは、お父さんを慰めた。 「うん、わかった。お父さん、元のお父さんに戻るよ」 翌日から、お父さんは、今までのお父さんになった。 サイボーグのハイスペックは、封印した。 そのお父さんが、会社に出掛ける時に振り返って、また恥ずかしそうに言った。 「でも、サイボーグのお父さん、ちょっと、カッコ良かっただろ?」 「まあね」 あたしは、苦笑しながら、そう答えたのだった。 END
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