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「あなたなんかすぐに大和に捨てられるわよ!」
「アドバイスどうもありがとう
お話が聞けて良かったわ
あなたみたいにならないように
今夜から新しい体位の開発でもするわ
二人で 」
わざとらしく間を置く
「今夜は後継者を作るのに
とても良い夜だわ 」
キクエがヒュッと口笛を吹いた
アグネスの顔から血の気がひいたが
すぐに真っ赤になった
彼女の拳が握りしめられ
今にも杏奈に降りかかろうとした時
後ろから男性の大きな笑い声が響いた
杏奈をはじめ騒動を起こしている全員が
笑い声の方を向いた
すると大きな体を二つ折りにして
バカ笑いをしている大和が目に入った
くっくっ・・・・
「そこまでだ! 」
まぁ・・・
彼がいたなんて知らなかったわ
今の・・聞かれたかしら・・・・
恥ずかしくなった杏奈はただ下を向いて
頬を染めていた・・・
まだ彼は笑っていた
そしていきなり杏奈の手をとられ
手のひらにキスをされた
杏奈は驚きを隠せなかった
そして彼と目が合った途端ここがパーティ会場だという事もそこにいる人もかすんでしまい
緊張感が張り詰めた
その時大和が笑みを浮かべ彼女の手を握りしめた
「君は後継者を作ってくれる
大切な人ださぁ会場の中に入ろう」
まだ彼は笑みを浮かべている
私の嘘に合わせてくれてる?
いったいどういうこと?
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