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「今月の自然動物支援団体の集まりをどこで
やればいいか考えているの」
「それなら家でやってはいかが?
とっても素敵なプールがあるから
ガーデンテラスでどうかしら
最近では夕方大きな鷺がよく来るの
保護団体の皆さんでもあんな大きな
鷺を見た事ないんじゃないかしら
ね!いいでしょ・・・あなた!」
杏奈が両手を合わせて大和に向き合って言った
大和は杏奈の顔から視線を外さず言った
「かまわないよ」
「決定ね 大きな鷺を見たいわ 」
キクエが杏奈のシャンパングラスに
シャンパンを継ぎ足す
それを杏奈がグラスを両手で持って
少し困り顔でチロチロ舐めている
「彼女は酒が飲めないので僕が・・・」
そう言うと大和が杏奈のグラスを取って
一気に飲み干した
もうキクエとホノカは我慢が出来ないようで
爆笑した
「これはこれは!
本当に大切にしているのね~ 」
あからさまな大和の態度に
杏奈は慎ましやかに頬を染めた
キクエがシェフに今日の料理の感想を述べに
行っている時
テーブルには大和と二人っきりになった
「そのピアス可愛いな 」
杏奈は顔を輝かせて言った
「そうでしょう?キクエさんのデザインなの
一目で気に入っちゃった 」
「ふぅ~ん・・・・・ 」
そう言うと大和が杏奈の右耳のピアスを触った
そしてポニーテールにしている杏奈の
耳元のカールしているおくれ毛を指で
クルクルもてあそんだ
杏奈はドキドキしたがそのままじっとしていた
最近の彼はこうやって杏奈に
軽くスキンシップをしてくるのに遠慮はないようだ
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