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「うるせーリア充が!!」
「いって!」
びしっと背中を叩かれて飛び上がる。
「ところでよ、東条さん、安定のポーカーフェイスだったけど、ああ見えて実は結構慌ててたりしたんかな」
音楽室にたどり着いたころ、堀北がそんな疑問をこぼした。
「どうだろうね」
喜怒哀楽を微塵も見せないあの謎めいた無表情を思い浮かべながら、僕は確信を持って続けた。
「あの性格ならきっと、万が一自分が犯人だとバレたって、平然としてたんじゃないかな」
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