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面接の日が決まり、私は会社の住所のビルへやって来た。
新宿駅から近い、お洒落なビルの最上階。
エレベーターを降りると、フロアの窓から副都心のビル群が見える。
緊張しながら、会社のドアの所にあるチャイムを鳴らした。
「大門一子さんですね。どうぞ」
うわッ!
めっちゃイケメン出て来たんですけどッ!
ナニナニ?
ここはモデルクラブの事務所か!
目が!
眩しくて目がぁ!
それが恵比寿さんとの最初の出会いだった。
「社長の飯塚真春です」
そして、奥のデスクに座っていた若い男性が、立ち上がって私の側に来た。それが飯塚社長だった。
うッ!
なんて美形なのッ!
幼さもあるのに、なんか、なんか、セクシーなんですけどッ!
「……どうぞ、おかけください」
はッ!
私、何か変だったのかしらッ!
飯塚社長が、ん?って顔してたッ!
ヤバい!
見過ぎてた?
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