1月25日

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1月25日

今日は、ようやく全員学校やら保育園に行くことができ、S君と気兼ねなく会える日!朝から嬉しくて嬉しくて、顔の緩みが治まらない。いつも通りの朝電話をしながらやることをやっていたが、どういう流れだったか、S君がうちに寄ることになり、バタバタと支度に追われる。 インターホンの履歴に残らぬよう、押すことはなく入ってくるS君。以前にもうちにチラッと寄ったことはあったが、車で来たのは初めてのことだった。我が家の駐車場に彼の愛車が止まっているだけで、心臓がギュッと掴まれたように幸せを感じる私。相変わらず夢中で、笑えてくる。家に入ってきたS君が私を見て、ただいま、と笑いかけた。途端に、視界が揺らぐ。S君を好きだと自覚してからというもの、感度だけでなく、涙腺までもおかしくなってしまった。嬉しくても、悲しくても、些細なことで涙が込み上げてしまうのだ。これが日常の光景だったら、どんなにいいだろうか。涙がこぼらないよう堪えて、おかえり、と微笑み返した。まだやることが途中だった為、洗面所へと引き返す。と、後ろからついてきたS君が私を捕まえて、壁に押しつけた。まだやることやってるのー、と焦る私を他所に、うん、と言いながら顎に手をかけ、自分の口元へと運ぶ。簡単に唇を塞がれ、舌を絡められ、あっという間に絶頂に導かれてしまう私。それだけでは当然解放されず、首元から手を差し込まれ、乳首をそっと触られる。身体が悦びと快楽にビクッと反応する。つつつ、、と周囲を指先でなぞられて、もどかしさで身体を捩ってしまう。わざと先端を避けて乳房や乳輪の辺りを執拗に触られ、気持ちいいのに物足りなくて、んんっ、とキスされたままの喋れない口で訴える。まさに痒いところに手が届かない感じ。焦らされ続けて悶々とする気持ちが後から後から溢れてくる。触ってほしい、一番気持ちいいところを触ってほしい。寧ろ痛いくらいに、思い切りつねってほしい。痛い、って、顔を歪ませながらイキたい。我慢できず、胸元をドンッと叩くと、ほんの少し口を離して、なぁに?と意地悪な問いかけをされる。分かってるくせに、、と悔しい気持ちを堪えて、そこじゃやだ、とポツリと呟く。じゃあ、どこ触ってほしい?と問われ、恥ずかしさに無言で俯くと、ふっと笑われた。ムッとして顔を上げると、そのまま唇を食べるように塞がれ、乳首を思い切りつねられた。んんんん!!と、声にならない叫びが口の端から漏れ出す。待ち望んだ快感に身体がビクビクと痙攣する。達して力が抜け、フラッとしてしまう。S君が支えてくれた。そのまま離すことなく、またイカせようと触りだす彼の行動に、んん!?と身体を引こうとするが、当然離してはくれない。そのまま何度もイカされ、フラフラと膝に力が入らなくなる。自分では立っていることもままならず、S君にしがみつく。これではやることが終わらない=いつまでも出かけられない。そう訴え、どうにか動き出すが、移動する先々でちょっかいを出され、大したことのない家事が、重労働のように感じた。ようやく一段落させ、車が別なこともあり、S君が先に家から出ることになって、玄関まで見送る。土間に降りると、私の方が目線が高くなる。そんな擽ったさを感じながら靴を履く彼を眺めていると、こちらを見上げて、行ってきます、と言われた。なんだか、家族みたいだ。私が彼の、奥さんみたいだ、と、顔に出さないよう脳内で浮かれる私。んふふ、行ってらっしゃい、と返答すると、ん、ちゅー、と、キスを強請るS君。私の方が見下ろしてる状況故、いつもより更に可愛く見える彼のおねだりに、ルンルンで唇を重ねる。軽く音を立てて離れると、それだけ?と問われ、可愛すぎて胸を貫かれたような感覚に襲われる。気を良くして再び口づける。と、突然頭を押さえつけられ、息もつけないほどのキスをされて、パニくる私。服の上からピンポイントで乳首も摘まれ、容易くイカされる。そのまま唇は離れず、また何度も何度も絶頂させられ、玄関先だから、とわずかな理性で必死に声を押し殺すが、少しずつ気持ちよさの波に流され、喘ぐような声が漏れてしまう。
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