罪咎

3/11
前へ
/326ページ
次へ
「裂心術は禁術である以上、詳細を知ることは困難だっただろう。アルクードが自分を先に切らせたのはお前の体力面の問題以外にも、術の成り行きをまず自らの体をもって知るためもあったのだろうな。 更にはもし自分が命を落としたなら、幼いお前を破咒の責務から解放できると考えていたのかも知れない」  ジークの眉がピクリと動く。
/326ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加