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僕はひとりぼっちの静寂が好きだ。
静かな時間は誰の目も気にしなくて良い。
誰かのくだらない意図や値踏みの視線にはもう疲れ切ってしまった。
誰とも接したくない。
誰にも興味を持たれたくない。
けれど、実際に生きていくにはそんな僕の気持ちは無視されて。嫌でも騒がしいどこかに顔を出さなければならない。
飯能は元から賑やかなところに居るやつだ。
僕なんかと一緒に居るとアイツまで不自然な沈黙を覚えてしまう。
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