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「私が四季だから、4人子供を産むね」
長男の春を産んでしばらくして言った、四季さんの台詞だ。四季が4回あるから?ってこと?
「そ、それは…なかなかにお金もかかるよ?1人を成人させるのに、かなりの金額が…」
二郎にもお金かかったから…
「嘘です。猫が増えましたー夏です」
事務所に猫を持ち込んだ四季さん。これで子供にかかるお金の心配もない、なんて考えていたけど、ほんのちょっと時間を空けたらやっぱり子供欲しいと駄々こねた。
ちなみに四季さんは、大学のミスコン?で優勝したりしてたらしく、スタイルには自信があるらしい。そのスタイルを崩してもなんでもいいから、子供が欲しいと言ってきた。あと1人ならと思ったけど、双子だった。さすがに双子を育てるのは苦労したので、4人目はいいとのことだった。
「あなた、春の迎え行くので」
「はい、後は任せて」
颯爽と目も合わせずそっけなく四季さんは事務所を出て行く。
「トラさん、家でもああなんですか?」
「そうかも」
「うわー辛そう」
「そんなことないよ?」
四季さんは、プライベートはとてもお茶目で子煩悩だ。仕事とプライベート、しっかり分けられてる四季さんはすごいなぁ。
しかしながら四季さんにもよく言われる。
「仕事してるときのあなたはしっかり者なのに、プライベートのときは慌てふためいていてるとか、変なの」
ということは、慌てているように見えないとか、そうなのか?二郎はというと。
「だいたい慌てすぎ」
とのこと。よくわからないけれど、どちらでもいいか。
四季さんと不仲だとよく思われるけれど、それは見方次第で変わるんじゃないかな?不仲の要素は人によって様々だし、別によく思われたいともどちらとも思ってない。
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