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「う、うん。じゃあ、亮介くんでもいい、かな?」
「うん。連絡先交換しようか」
「は、はい!…あ、あの、私誰とも付き合ったことなくて、明日、ちゃんとできるかわからない…けどいいですか?」
「そうなんだ。いやぁ、そんな緊張しなくても大丈夫」
「でも、…もし、できなかったら…」
「いやいや。そんなに考えないで。じゃあまた明日の…19時にはここの駅で会える?」
「うん」
「じゃあそうしよう」
「家までは明日、案内します…楽しみにしてます」
「うん」
約束しちゃった。なにを、準備したら…あーーーー!!
部屋掃除しないと!
いや、待って。亮介くんは、いったい…何者なのか?何も知らないのに…私ってどうかしてる!いや、動物になったのかもしれない。
本能が、勝手に…
ひゃ〜
亮介くんに見つめられすぎたら、穴空いてしまう。
で、翌日。ちゃんと亮介くんは来てくれたけど、うちに入るなり、散らかってるね。とはっきりと言った。
「散らかってるのが落ち着く?」
「…片付け苦手…」
「そっか。なら、ちょっと片付けようか」
せっかく来てくれたのに、片付けさせてしまったのだった。
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