演人と5メーカー

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1僕と演人  僕の名前は槐裕翔。(えんじゆうと)  中学生だ。部活を決める際、特に入りたい部活はなく、適当に楽そうな演劇部に入った。  幼稚園の頃の劇でナレーターをやったため、今回もナレートする役にしようと思い、提出した。  翌日、僕の机になにかおいてあった。 「5メーカー」そう読めた。  僕は基本クラスで一番早く来ている。みんなが来るまで後5分。ここのクラスは先生も遅れてくるため、8時40分に先生が来る。  僕は5メーカーとか言うものに目を落とす。  一面だけ真ん中に穴が空いており、ボタンらしきものがはめられていた。 ボタンを押す。  何も起きない、と思っていた。ウィーンという機械音がしてナニカが動き始める。  僕は今夢中になっていたんだろうか。  後ろから友達の沖田勇人が声をかけてくる。
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