千年都市伝説

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部活で都市伝説を取り上げることになった。 放課後の下校ラッシュの最中、人の波に逆らうようにして大量の資料を持って来た部長の横に慌てて並んでから、重そうに積み上がった束の一まとまりを掴んで持ち上げた。 「…うわぁ〜…これで全部ですか?」 「…大体。ほとんどね。まだ少し残ってるけど、それは後でいいや」 ありがとう、と私を見てすぐ視線を前に遣ると先輩は自分のバングルを顎で操作しようとしていた。
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