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陥落
「おっほ、オメもやるでねえが」
下野は口唇でしごき、陰茎の先をレロレロと舐め回す。
「んっ、んっ、んちゅ、んちゅ、ん」
「なかなかやるがまだおでを果てさせるには、技術が足りないべ」
「んはっ」
小田は下野の口から陰茎を引き抜く。
「さ、どうするが、もう分かるべよ?」
「あ、ああ・・・」
下野は立ち上がると両手を壁につけて臀部を突き出す。
「すっかり堕ちたべ」
「いいから、いいから早く!」
「慌てるなっべよ」
「あっ!」
べちゃべちゃに濡れた陰茎が菊門を通過する。
「すんなりだべ、通和散はいらねえべよ」
「んっんっんっ」
昨夜と同じようにパンパンパンとまた肌と肌のぶつかり合う音が屯所の夜空に響く。
「いんやあ、すっかり具合がよくなっているべ、腸肉が包みこんでくるべ」
「あん、あん、あん、あんっっ!」
小田は下野の腰に両手を回して固定するとさらに激しく腰を打ち付ける。
パンッッッッ!パンッッッ!と一振り一振りに力を籠める。
「ほらっ!!!!」
「あっ、くぅぅぅぅぅ!!!」
菊門の限界奥までぶち込み、そこからさらにぐりぐりっと奥をえぐる。
「ほれっ!!」
「ぬあああああ!!!あっ、あああーっ!」
小田は陰茎の先端を菊門の入り口までゆっくり戻す。
「ふい~っ、これは効くべよ~」
「おおおおおお」
腸肉がめくれるて排泄される様な快感が下野を襲う、かと思えば。
「ほれいっ!」
「おわおうっ!」
また一気に根元まで下野に埋め込む、そしてまたぐりぐりっと奥をえぐる。
「どうだ」
「あ、あ、あ、あ、あ・・・」
ひと突き毎に下野の意識が微睡む。
そろそろ頃合いか・・・と小田は下野の後ろから覆いかぶさって耳元に口を近づけた。
「お、小田?あっ!」
小田は下野の耳たぶを唇ではむはむと挟みながらぺろっとひと舐め。
「貫二郎、聞いてくれ」
「はあはあ・・・な、何をだ?」
「俺、間者(スパイ)なんだよ」
「⁉」
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