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交換条件
話にならんと踵を返したその時
「ならばオメの死番もオラが変わるだ」
ピタッと下野の足が止まる。
「誠か?」
「んだっ!」
これは一考の価値がある。いやむしろ俺が得の様な気がする。
下級隊士の下野の貞操観念など知れている。
「こっちへ来い」
「んだっ」
小田を手招くと家屋と壁の間の暗がりに入り小袖をまくって尻を突き出す。
「さっさとしろ、一度果てたら終わりだぞ」
「い、いいのか!」
「約束を守らなかった時は局中法度に則り切腹してもらうぞ」
「んな事言わなくてもだいじょぶだ」
小田は既にギンギンに膨張したモノをさらけ出すと、さっそく下野の菊門に挿入を試みるがお互いに渇ききっていて入らない。
下野は経験が無いので、承諾したとはいえ小田のモノの先端が当たるとキュッと菊門を閉めてしまう。
「閉じたら入らないべさ」
「自然とそうなってしまうのだ」
「んならばっ!」
小田はこの事が予め想定出来ていたのだろう。
懐から小革袋を取り出すとそこに指を突っ込み、指先に何やら付着させた。
今度はそれを自身のモノと下野の菊門に塗りたくる。
「ひゃあ!」
何とも素っ頓狂な声をあげる下野。
「お、大声出すでね!」
「な、何を塗ったのだ⁉」
「通和散っちゅーもんだ」
「つうわさん?」
「これがあるとヌルッと入るべさ」
「なら最初からそれを使え!!」
「高ぇんだべコレ、それに下野の感じを直接味わいたかったべさ」
「何とも気持ちの悪・・・んんんっ!!」
言い終わるより先に小田のモノが侵入してきた。
通和散のせいで根元まで入っている。
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