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貫通
「あああ、いきなり出そうだべ」
「かはっ!かはっ!」
悦に至る小田と下腹部からの慣れない衝撃に呼吸すらままならない下野。
「いくべ」
「ま・・・」
待てと発せられない下野に構う事無く、小田は腰を前後させる。
パンパンパンと肌と肌のぶつかる音が屯所の夜空に響く。
「くっ、んっ、うんっ、あっ、あっ、あっ」
下腹部の違和感が抜けると、今度は自身の菊門から出入りを繰り返す小田のモノの感触が伝わってくる。
その感触が伝わる度に艶っぽい声が漏れてしまう。
「おめ、気持ちいいのか?」
「ち、違う、勝手に・・・」
「それは気持ちいいって事だべ」
小田は腰を振る速度を上げる。
パンパンと立てていた音がパパンパンと変わる。
「あっ、あっ、あっ、ああっ、ああっ!!」
「ほれっほれっ、おっと、このままではこっちが果ててしまうべ」
「そ、それでいい、早く果ててしまえ!それで終わりだ!」
「そうはいかね」
小田の目的は下野と番う事、それだけではなかった。
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