放出

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「はーっ、はーっ、はーっ・・・」 「へへっ」 白濁液だけでない、口を閉じる事が出来ず涎が垂れる。 訳の分からない感情に涙も流れている。 放心状態でうな垂れる下野。 そんな下野の状態などお構いなしに小田は竿と袋を攻めていた両手を離し、下野の腰にまわしてがっちり掴んだ。 「な、何を⁉」 「それはこっちの言い分だべ。おでは果ててねえど」 「はっ⁉」 すっかり終わったつもりでいた下野だが、確かに小田は果てていない。 「ま、待ってくれ、本当にもう」 「お?局中法度に背く気か?切腹だべよ?」 「くっ!」 「ほんでは!」 「んんっ!」 小田の腰がパンッ!と下野の臀部を打ち付ける。 果てたばかりで感覚が鋭敏になっている。 「どうだ?さっきよりさらにいいべよ?」 「はっ、はっ、はっ、はっ」 もう呼吸をするだけで精一杯で返事も出来ない下野。 パンパンパンとリズムよく腰を打ち付ける。 「ちっ、さすがにもう、オラも・・・だめだーーーっ!!」 「かはっ!!」 下野の奥深くまで差し込むと、小田は白濁液を放出。 「んっはーーー!これはたまらん!!」 「んんんん!んーーーーっ!!!」 大腸に放出された白濁液を感じる下野、不快感と快感が入り混じる。 ぬぽっと下野の菊門から引き抜かれた小田のモノの先端からはまだ残り汁が滴り落ちていた。 下野の菊門はヒクヒクとさせながら白濁液を垂れ流している。 「やっぱりオメは最高だったべ。んじゃ別々に戻るべ」 下野は小袖を着なおすと崩れ落ちている下野をそのままに立ち去ろうとする。 「や、約束を忘れるなよ」 「ん?あ、ああ」 あくまで自分は快感の為ではなく死番を変わってもらう為に体を与えたのだ、という下野の意地で吐いたそのセリフはもうなんの説得力も持っていなかった。
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