静かに笑う僕と君

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こんにちはむなです今回は超妄想コンテスト、【静けさの中で】に応募しました! 最後まで読んでくれると嬉しいです ではどうぞ!       「静かに笑う僕と君」 僕は臆病だ、 誰かに話しかけられるだけで驚いてしまう 僕は自分が嫌いだった この臆病な自分が なぜこんなに臆病なのか自分でも理解ができなかった そして今日は日直だった 同じ日直の子は僕とは正反対と言っていいほど明るく、クラスの人気者だった そして今は放課後、僕等は静かな教室の中で日直の仕事を黙々とする 「ねぇ、君はさ、表面しか見てくれない人を好きになれる?」 そんな沈黙を破ったのは女の子だった 僕は 「そりゃあ好きになれないよ、だって表面しか見てくれないんだったら内面を好きになってくれないってことだから」 「確かにね」 そう言って女の子は僕に近づいてくる そして、 「君はさ、死にたい?」 そう聞いてきた そして僕は答える 「本当の内面を知ってそれでも好きって言ってくれる人が居るんだったら死にたくないかな」 「そう、私と一緒なんだね」 「え?一緒?」 思わず僕はそう答える 「そう、一緒…」 そして彼女は静かに笑って 「一緒に死ぬ?」 そういった 僕は驚きながら 「なんで?」 「なんでクラスの人気者の君が死にたいの?」 「私はね、嫌いなの、この世界が、 そして何をしても褒められる自分が、 だから死のうとした、なのに親に止められて、死ねなくて、辛いの」 「だから、君に意見を聞いた」 そして彼女は提案をする 「一緒に死なない?」 死ぬということはこの世から居なくなること、そんな質問に僕は返せずにいた そしてまた沈黙が訪れる そこから少し時間が経ち、僕は決めた結論を話し始める 「僕は死なない、死にたいけど僕が今死んじゃだめだと思うんだ、だから僕は死ねない」 死なない、そう決意させてくれたのは一人の人だった その人はいつも明るくて、泣いてるところなんて一回も見たことがなくて、僕の大事な存在だった そしてある日その人は姿を消した だけど僕のために一つおいてってくれたものがあったそれはネックレスだった そしてそのネックレスを貰ったのは5年前だった 僕はそのネックレスを今もずっとつけていた それは僕の大切なものだから そして、彼女は口を開く 「貴方、前一緒にいた男の子みたい」 「前一緒にいた男の子?」 「そう、その男の子はねいつもやさしくて、素直で、自分よりも人を優先する子だったの だから今の貴方も似てるなって思ったから」 「そういうことか、」 そしてその言葉で点と点が繋がり全てがわかった 今、目の前にいるこの女の子こそ、5年前に姿を消した大切な存在だった人だということに
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