もしかしたら

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そもそも今、彼女が生きているのかさえ分からない。 僕がこんなに探しても、もしかしたらもうこの世にはいないかもしれない。 もう、絶対に会えない人になっているかもしれない。 でも、どうしてもそう思いたくなくて、 探すのをやめたら "もう彼女はこの世にいない" そう思っちゃいそうで、それが怖くて嫌で、ずっと彼女を探している。 今日も昨日も、きっと明日も。 あんなに自分勝手だったのに、あんなに彼女を傷つけたのに、 僕があの日、追いかけていれば止めていれば、こんな事にならなかったのに。 今じゃこんなふうに彼女を求めてる。 "最低" その言葉がずっと胸の奥の奥にある。 忘れたくても忘れられない、消したくても消えない思い出と、その一言が。 本当にその通りだよ。 自分勝手で、彼女を傷つけたあの頃の自分も、 神様なんていないと思っておきながら、 「もう一度彼女に会わせてほしい。そしたら、、、」 って願っている今の自分も。 本当に自分勝手で、最低だ。
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