25人が本棚に入れています
本棚に追加
「月海、可愛い!」
「月海さん、可愛い過ぎます」
「ハーレムだな、こりゃ…
羨ましいな」
「春翔くん、助けましょうよ!」
「いつもの事ですから、助けませんよ?
僕も混ざりたいぐらいなんですから」
「男子はダメ!
月海が穢れる」
「…月海さん、ハーレムより男子とも交流しましょうよ?」
「…それは合コン的な?」
「そうですね?
まあ、流石に二人が許さないですから無理でしょうが…」
「月海、私達と遊園地行こうか」
「遊園地?」
「うん!
月海一度は行ってみたいって言ってたでしょ?」
「うん、言ったね?」
「春翔くんはボディーガードね」
「ふふっ
月海さん、デートしましょうか」
「へ?」
「僕とデート」
「春翔!
勝手に誘惑しないの!
月海が困ってるでしょ?」
「ダメですか、月海さん?」
「…えっと、みんなで行くなら一緒に周りましょう?」
「二人っきりはダメなんですね?
残念です」
「月海さん、紅茶飲みましょう?」
「あ、ありがとう」
月海は二人から解放されたので、紅茶を口に含むとホッと一息吐いた。
「夏祭り楽しみですね、月海さん」
「あ、そうだったね?
今年もアレやるのかな」
「告白イベントね?」
「でも、人前で告白とか勇気が倍ぐらいいるよね?」
「月海は女子に告白されるからね~」
「うぅ…
アレは困るんだけどな」
月海は本当に悩ましそうな表情を3人に披露していると、3人はまた各自愉しそうな顔をする。
「月海、ほら」
「え?
美南ちゃん、これは?」
「ふふっ
チョコレートだよ」
「…!」
月海はチョコレートの入った袋を見つめると、嬉しそうにしていたがムッとなる。
最初のコメントを投稿しよう!