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金髪碧眼、顔立ちは整い、笑顔がとても爽やかだ。
元は貿易商だったらしいけど、国の財政を立て直し、戦争では奇抜な戦術を使って勝利させたという有名な方だ。
功績によって、公爵の地位を与えられ、国王陛下からの信任も厚い。
「こんにちは。アルウィン様。そうです。高値で買い取っていただけたら嬉しいのですけど……」
「店主に頼んでおこう」
「ありがとうございます」
この商会は貿易商時代にアルウィン様が経営していたお店で、今もオーナーとして経営に携わっている。
店主は雇われ店主で強面の男、
ケヴィンという。
見るからに強そうで、とても一般人には見えない。
アルウィン様いわく、彼は「番犬だよ」と。
それなら納得できた。
「宰相であるアルウィン様にお聞きするのも心苦しいのですが、頼れる人がいなくて」
「うん? なんだろう?」
「どうすれば離縁できますか?」
私が頼れるのは骨董品を買い取ってくれる商会だけ。
私の悩みを聞いて、店主のケヴィンが苦笑する。
「おいおい、お嬢ちゃん。アルウィン様は宰相だ。国の宰相が離縁のため策を練るなんて、するわけ――」
「いいよ。引き受けた」
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