夜の書店

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扉を開けて入ってみると 目の前に週刊誌が数種類 そして目的の本を含めた新書が平済みされていた 本を一冊手に取り著者を確認する うん これだ 有名な作家さんの新刊だけあって とても解りやすい場所にあって良かった 目的を果たし改めて本屋を見回す 木造の書店は古ぼけた感じだが 整理整頓はきちんとされているようだった 奥のレジには一人の女性の店員さんが座っていた 黒髪に眼鏡をかけストールを羽織った店員さんは こちらに気が付いてない感じで ただただ一人で本を読んでいた 店内に自分以外の客は居ないようで エアコンが止まれば 時計の針の音や 店員さんが本をめくる音すら聞こえてきそうな雰囲気だった
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