絶対成功する告白

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 バン! と思い切り扉を蹴飛ばした。扉は開かないが中から小さく「ひっ」と声がする。本当に苛々する、今度は扉を殴りつける。 「うるせえな! いつも鏡に向かってベラベラベラベラ! 気持ち悪いんだよ!」  しいん、と静まり返る。 「……うるさいのはそっちなのに。今のね、弟。態度も声も大きくて大嫌いなの。それよりあなた『カガミ』って言うんだ、名前初めて知った! あのね私はね」  嬉しそうに笑うカガミ。私も嬉しい! あなたが笑ってくれると本当に。 気持ちが通じ合ってた。告白して本当に良かった!  世界中の片思いしている人に言いたい、告白はするべきだ。大丈夫、絶対に成功するから! 失敗するはずないんだから!
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