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最後の一言
幸子は朝から天狗状態になっていた。それと言うのも、私が席から立つと必ず誰かが私に近寄って来るからである。勿論、誰かと言うのは男子社員のことである。
最近、髪型も変えたし、ダイエットの効果も現れてきたからであろう。以前からそれとなく私に視線を送って来ていた男子も今日はあからさまに私の後ろに立ってくる。
そこまで大胆なアクションを取るならこの際だから付き合ってあげても構わないが。
幸子は、どの男と付き合おうか困っていた。兎に角、私は一人しか愛せない女だから。
「幸子ーーー!」
「あら、良枝。何よ、大きな声を出したりして恥ずかしいったらありゃしない」
「あんた、恥ずかしいも何もスカートの後ろのチャックが壊れて全開だよ。それに、今日ノーパンだよね?お尻の割れ目も全開というか、満開だよ」
「えーーーー!」
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