7. 月に泣く
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7. 月に泣く
あと何百回、何千回祈り続ければ私は許されますか? 何よりも大事なあの人を手にかけて、その血を浴びたあの日から…もう千年以上経つのです。 私は、愚かでした。
主君
(
あなた
)
を、争乱の最中で、むざむざ他人の手で失いたくなかった。
郎党
(
仲間
)
も敵も誰彼構わず斬り伏せて……その罰なのか、私は人の身から魔に堕ちました。 だから貴方を喪った満月の夜は、懺悔を込めて独り遠吠えするのです。
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