3.Poison love

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3.Poison love

こいつは、いつもそうやって「私」を紅い糸に絡めていく。 絡まりついた糸は、いつしか絞まって私の呼吸(いき)すら奪っていくんだ。 恋というのは、いつも狡い。 したい時には遠く したくない時に限って擦り寄ってくるんだから。 今もこうして「私」の息を止めようとしている。
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