4. 黄昏に泣く

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4. 黄昏に泣く

いつも、張り詰めた刃のようで それでいて、優しくて寡黙な人だった。 それなのに、 ……せつない、儚い幕切れだった…… 貴方が黄泉路に行ったその日も雨で 遺された私は 泣けもせずに、ただただ墓石に縋るしかできなかった。 ああ貴方。 どうせなら私めも、道連れにしてくれたら良かったのに。 今日もまた、泣けない私の代わりに 雨が泣く。 (…I can't cry anymore…)
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