1. もう居ない貴方へ

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1. もう居ない貴方へ

今年も冬がやってきて、(まつ)わるように貴方を思い出す。 貴方は、あの雪の中で 今でも待っているのでしょうね… 来ない私を永遠に 来ない明日を永遠に… だから私は、冬が来る度に「貴方のあとを追えない、卑怯な私を許してください…」と届かぬ懺悔をするのです。 一人生き残った罪の許しを、もう世界のどこにもいない貴方に乞う。
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