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「凄いね、宝田と長峰。 宮本さんをよくマツイ化粧品に引っ張って来たね。」 私達はマツイ化粧品にまで行かせるところまでしか出来なかったので、今日の午前中に社長2人と専務、そして鮫島さんがどうにかしてくれたのだと分かる。 「「ありがとうございました。」」 宝田と声を合わせ、宮本さんにお辞儀をする。 そんな私達に「桃子専務の話は私好みだった」と宮本さんの楽しそうな声が聞こえた。 そんな言葉に自然と笑いながら顔を上げ、桃子せんぱいに聞いてみる。 「今日、お子さん2人はどうしたんですか?」 「今日は雪も積もる予報だし娘達にお願いしてきたよ。 またいつでも遊びにきてね? 長峰があんなに子ども好きだなんて知らなかった。」 「桃子せんぱいのお子さんですし可愛すぎました~!! そんな可愛すぎる天使が2人とか、私はもうメロメロですよ!!」 「どっちの子も私の見た目には1ミリも似てないけどね。」 男の子と女の子の双子を産んだ桃子せんぱい。 その顔は鮫島光一と理子ちゃんの顔によく似ていた。 そんな赤ちゃん2人を見て竜さんは「鮫島せんぱいと理菜さんが帰って来た」と号泣していたのを思い出す。 「宝田、長峰、今回の共同作業もよくやったな!!」 岩渕室長が杖をついた松居会長に付き添い私達の所に辿り着いた。
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