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10,思い出す・・・?
~ベフィ視点~
神様からもらった飲み物を飲んで寝たら、
気づいたら、私は教室にいた。
白い霧みたいなのがまだ残っていたが、
次第になくなってきた。
私はどうなっているか分からなかったが
とりあえず過ごすことにした。
過ごす時間が増えていくにつれ、
あの日々は幻だったんじゃなかろうか?
と思うようになった。
この時の私は何をやるにしても、本気になれなかった。
勉強やるにしても、運動をやるにしても
そこそこできるくらいだった。
趣味はたくさんできたが、その時は夢中になっても
すぐ飽きてしまうことがほとんどだった。
人間関係も八方美人で、友達はいるが、
悩み事を打ち明けることもできなかった。
人に興味を持てないのでみんな同じに接していたせいだろうか?
…そんなことはどうでもいいか。
最近、私の周りに人が多くなってきた。
気づいたら、クラスの中心になっていたようだ。
進んで学校行事、授業に手を挙げていたからかもしれない。
人が多くうっとうしいな、と思いつつも付き合っていた。
そんな時だ、あいつが現れたのは。
あいつは転校生だった。
あいつはいつも私にかまってきた。
関わってくるから話してみると、
滅茶苦茶、私にあう奴だった。
でもまさかあんなことになるなんて思ってもいなかった…
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