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「ここは、僕のおすすめの場所。」 福島の綺麗な空が見える場所だ。ここは、七夕や夏、冬といった四季それぞれで観光客がよくくる場所でもある。 「太一くん、私つらかった。でも、なんだか全部忘れられそう。」 「よかった、青木さんが喜んでくれて。」 静かな町で育った僕が18歳の時だった。平凡でただひたすら同じような日々を過ごしているだけだった。9月1日2学期の始まりと共に転校してきた青木紗枝は、俗にいうお嬢様みたいな人だった。実際もそうだったようでここら辺で言う「大地主」の一人娘のようで都会から福島の田舎に越してきたらしい。だからか、クラスに馴染めないのも無理はなかった。なんなら、自ら仲良くすることもなかった。
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