静けさの中で、キミと。

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「...............っ、するっ、」 頭ではダメだって分かってるのに。 口が先に、勝手に開いた。 なっ、何言っちゃってるの.........私。 「羽生、目瞑って」 静くんの合図と共に、私は目を瞑った。 「んっ...............」 優しい島の香りと共に落ちてきたキス。 「羽生が同じ大学、来てくれて良かった」 静くんとものすごい至近距離で、呟かれた。 「ゎ、私も、入学できて良かったっ、‼︎」 やっと、静くんに会えただけで、 私は幸せなのに、キスまでしちゃうなんて...... これで、 両思いとかになれたら、凄く幸せなのに。 ...............なんて私の願望。 「羽生、いっこいい?」 「静、くん?」 私の願望とは裏腹に、 真剣な目をして私を見つめる静くん。
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