121人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
「...............っ、するっ、」
頭ではダメだって分かってるのに。
口が先に、勝手に開いた。
なっ、何言っちゃってるの.........私。
「羽生、目瞑って」
静くんの合図と共に、私は目を瞑った。
「んっ...............」
優しい島の香りと共に落ちてきたキス。
「羽生が同じ大学、来てくれて良かった」
静くんとものすごい至近距離で、呟かれた。
「ゎ、私も、入学できて良かったっ、‼︎」
やっと、静くんに会えただけで、
私は幸せなのに、キスまでしちゃうなんて......
これで、
両思いとかになれたら、凄く幸せなのに。
...............なんて私の願望。
「羽生、いっこいい?」
「静、くん?」
私の願望とは裏腹に、
真剣な目をして私を見つめる静くん。
最初のコメントを投稿しよう!