忠犬

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忠犬

「うっ…うぁ…っ」 「オラどうした…っ?もう終わりか?」 「も…っ、ヤダッ!ん…」 「(しゅう)、我儘言うなよ…っ、またアレやるよ…?」 「…っ!ヤダッ!やりたくない…っ!!」 「だったら言うこと聞けよ…っ、俺にはもう…っ、お前しかいないんだよ…っ!」 「んあ"…っ!!(こう)ちゃッ…!イグッ!イグ…ッ!!」 毎回毎回、俺が意識を失うまで続けられる光ちゃんとのセックスは、まるで拷問みたいなもんだ。 でも俺はこの人を拒むことは出来ない。 「はぁっ、はぁっ…光ちゃ…っ」 「次はどうする?そうだな…コレ入れていい?」 「…っ!?ダメ…っ、嫌だ…っ!」 「いつも悶絶するじゃん」 「ちがっ、怖い…っ!光ちゃん、やめてっ!」 「もっと楽しませてよ…柊…」 あの日から俺の自由は奪われた。 外に出て働き、買い物や食事、友達に会うなどの誰に承諾を得る訳でもないような事も、全て光ちゃんの監視下で行わなければならない。 だから友達なんていないし、仕事だって決められた店でしか働かせて貰えないから、俺の足取りはいつだって筒抜けだ。 そうまでしても、俺には従わなければならない理由がある。 それは…あの日犯した過ちを、俺の一生をかけてでも償わなくてはならないから… それが俺が生きる上での約束でもあるし、罰だから。 「うあ"ぁっ、あぁっ!ダメっ、イグ…ッ!」 「あーあ、ずっとイキっぱなしだな…」 「はぁっ、あっ、あ…っ、イッ、イク…ッッ!」 「コレ入れたまま俺の突っ込んだらどうなるかな?なぁ…?柊…っ!」 「やめッ…ああッ…うっ、おかしくなる…っ、ひっ、こう…っ、ちゃ…」 中にローターを突っ込まれたまま、光ちゃんの肉棒が俺の後ろを貫く。 もう気持ちいいというより苦しくて目の前が白くなり、全身がガクガクと震え意識が遠のいていく。 でもきっとこんなの光ちゃんが受けた悲しみに比べたら、きっとなんてことない。 光ちゃんが満足するなら、俺はそれに従うだけ… 「はぁッ、はぁッ、柊…っ、気持ちいな…っ」 「…っ、う…あ…っ…」 「あっ、イクッ…柊…っ、イク…ッ!」 自分がどうなったのかも分からないまま、俺はいつの間にか意識を飛ばしていた。 光ちゃんがこんな風になっちゃったのも、悪い人たちとつるむようになったのも、全部、全部俺のせい。 そういえば… あれから何年経っただろう―――
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