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散々泣いたら、スッキリした。
途中から、私は一体、何が悲しくて、こんなにも泣いているのだろう? とさえ思えた。
ホルモンバランスがぐちゃぐちゃだ。
あんなにワクワクしてたのに、どうしたのだろう?
ティッシュを取ってくれたナギ
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになった顔
それを、ジーっと見守りながら、待っているナギ
目を合わせると
「ごめんな」と又言った。
「どうして謝るの?」
「俺のせいで、渚を泣かせたから」
「何か疾しいことでもあるの?」
「無いよ! 絶対に何もないから」
「じゃあ謝らないでよ」
勝手なものだ。
もう自分でも何がなんだか分からなくなっているのか?
又、ナギをジーっと見つめると……
「本当にチョコを貰っただけ。俺には渚しか居ないよ! 渚だけを愛してるんだから……」
また、目が潤んでくる。
こんなに好きなのに……
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