入籍

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この人は、やっぱり会社でもモテているのだな、と 又、心配になったのだ。 「ナギって凄くモテるんだね」 「そんなことないよ。もっと沢山貰ってた奴も居たよ」 「ふ〜ん。あのエロオンナさん以外にも、誰かに言い寄られても大丈夫?」 「大丈夫!」 そうだな、あのエロオンナ以上強烈な人が居るとは思えない。でも、絶対ヘラヘラしてたよな。 さっき見たあの光景が目の前に現れて、 また、怒りが込み上げて来た! 「う〜ん、バカ!」 「バカって……ごめんって」 「だって、やっぱりヘラヘラしてたもん」 「してない!」 「してたもん……」 面倒くさい女だ、自分でも嫌になる。でも、何度でも涙が溢れる。 すると、いきなりナギにキスされた。 キスされながら、涙が溢れ落ちる。
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