入籍

13/22
前へ
/218ページ
次へ
「大好きだよ、渚! 渚が心配するようなことは、絶対にないから」 指で涙を拭ってくれるナギ 「不安にさせてごめんな」 ぎゅーっと抱きしめてくれる。 「ううん……ごめんなさい」やっと素直に謝れた。 「渚が謝ることないよ」 「だって、今日の私、酷いことばっかり言って、面倒くさいでしょう?」 「ううん、嬉しいよ! こんなにも心配されて。 愛されてる証拠だもん。愛されてなかったら、妬かれることもないでしょ?」 「そうかもね」 「ありがとう。渚、愛してるよ」 また、ぎゅーっと抱きしめられてから、優しい優しいキスをされた。とても愛されている。 やっぱりナギが大好きなんだ。 だから、こんなにも妬いてるんだ。 一瞬でも、あのエロオンナに取られたら……って思って、不安で、腹立たしくて…… 私やっぱり、ナギじゃなきゃイヤだ。
/218ページ

最初のコメントを投稿しよう!

174人が本棚に入れています
本棚に追加