入籍

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「ちょっと練習しよう! 河原です」 「ハハ、何の練習だよ」 「あ、名前呼んでみて!」 「河原さん、河原ナギサさ〜ん!」 「「は〜い!」」 「あ、違う! 私の番!」 「ふふ、順番なの?」 楽しい! やっぱりナギと一緒だと何でも楽しい! コレで、私はナギのになったんだ。 「妻の渚です! ふふ」 「良かった。渚が嬉しそうで」 「うん、嬉しい!」 「じゃあ、今夜は外食しますか?」 「え〜良いの?」 「良いよ」 「やった〜!」 「ていうか、もう予約してある!」 「嘘!」 「ホント! だから今日じゃなきダメだった」 「そんな理由だったの?」 「そうじゃないよ。ずっと前から今日って決めてたから楽しみに待ってたんだからね」 「うん、そうだね」 「じゃあ行きましょう」と、又、手を引かれ、ナギが予約してくれているお店へと向かった。 「どこ?」 「秘密」 絶対に教えてくれない。コレもいつも通りだ。
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