ナギという名のキミ

入籍

ナギの会社から3駅離れた場所へ

「ちょっと早く着いたなあ」
「じゃあ駅中のお店見ようよ」と、2人仲良くウインドーショッピング

「何か欲しい物があったら、買ってあげるよ」
「ホント？　うわ〜嬉しい！　どれにしようかなあ〜」

結婚記念に！　かなあ？
それとも、さっきのお詫びかなあ？　まあ、いずれにせよ、何か買って貰えるなら良いか……

洋服を見たり、アクセサリーを見たり、そして、
腕時計に目が止まった。

「ナギ〜！　ペアの腕時計を買わない？」
「おお、良いな」
「ナギのは、私が買うから、交換しよう！」
「うん、嬉しいな」

そして、2人で選んだ腕時計。
シンプルなデザインの物を選んだ。
文字盤は、黒で金の縁と針。黒の皮のベルト。

「ナギ、カッコイイ〜！」
「渚も黒が良い？　白もあるよ」
「う〜ん、白い腕時計は、持ってるからお揃いのが良いなあ」
「分かった」

サイズ違いの同じ腕時計を買った。
すぐに、お互いの腕に着けたかったので、箱は戴いて、その場でお互いの腕に着けあった。

「うん、良いね〜！」
「良いね」
「大変お似合いです」

嬉しくて、ニコニコしながらお店を出た。