出社

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仕方ないから、もう一度自分からキスをした。 すると、「渚〜」と腕を引っ張られ、激しいキスに変わった。 逆効果だったようだ。 「ん〜! ナギ! もう時間〜」 「あっ」 「また、今・夜・ね」っと悪戯に言う。 「うん〜」とトロンとした目をしているナギ 「ふふ、じゃあ行こう!」 「うん〜」 一緒に出て、同じ電車に乗る。 ジッと見つめているナギ。照れる。 私の方が先に電車を降りる。 「じゃあ、気をつけてね」 「うん、渚もね」 「行って来ま〜す」 「行ってらっしゃい」 手を振って見送る。 同じ会社だったら良かったのにな、と思うと少し寂しくなった。 エロオンナに注意してね! と、言いそびれた。 大丈夫かなあ〜? この前、釘を刺したから大丈夫よね。 気持ちを切り替えて、会社へ
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