174人が本棚に入れています
本棚に追加
すでに入学式を終えている為、今日は、朝からオリエンテーションが始まり、ゼミやサークル活動が始まる。
せっかく頑張って入った大学なのだから、勉強をしながら、念願の彼氏を見つけるぞ! と意気込んでいた。
「ナギ〜!」
今度は、本当に私を呼ぶ声がした。
「あ、キララ! おはよう〜」
「おはよう〜」
新崎キララ
正にキラキラネームのキララは、名前のようにキラキラしていて、とても可愛い子だ。
渚なんて、それでなくても地味に聞こえるのに、友達は皆んな「ナギ!」って呼ぶから余計、男っぽくなって可愛げがないと思っている。
「一緒に行こう!」
「うん」
キララとは、高校1年の時に知り合い、とても気が合った。馬が合うとは、こういうことなんだなと思った。
2人は、見た目がよく似ているとも言われていた。
でも、キララは明るくて、いつもモテていたから、常に彼氏が居た。
なのに、私は、消極的で自分からは行けないタイプだ。一応こんな感じでも、何度か告白されたことはある。でも、なかなか好きなタイプの人に出会えなくて、踏み出せなかったから皆んな友達止まり。
なので、私は、年齢=彼氏居ない歴だ。
最初のコメントを投稿しよう!