15人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんなモンなんやな…」
と関口は原付を停めて、ベンチに座った。
「まあでも、あの子も心身ともに健康になるやろうからな、そん時はお前はもう傍に居らんやろう」
「え、どう言う事やねん」
関口は慌ててFに訊いた。
「健全に考えたらお前とは付き合わんって事やな」
私は関口の肩を叩いてそう説明した。
「お前らさ、俺の幸せを望んでない訳…」
関口はタバコを吹かしながら言う。
「あー、わかった。俺に女出来たから僻んでるんやろ、絶対そうや」
関口は私とFの肩を掴む。
最初のコメントを投稿しよう!